シンボルという名前の仮想通貨をご存知ですか?2023年に、ジェネラティブNFT「隼 HAYABUSA」を発表したことで注目された仮想通貨です。検索してみると、ネット上には「仮想通貨 シンボル オワコン」 や「仮想通貨 シンボル 将来性ない」といったフレーズが目に入ります。本当にシンボル(XYM)には将来性がないのでしょうか?
この記事ではシンボル(XYM)の将来性がないかどうかの真偽やその理由、そして今後の見通しまで調べてまとめてみました。気になる方は、ぜひ最後まで見ていってくださいね。
Contents
仮想通貨 シンボル(XYM)とは?
シンボル(XYM)は、仮想通貨 ネム(XEM)をアップグレードしたブロックチェーンであり、ネイティブスピーカートークンです。そのため、基本的にはネム(XEM)のポジティブな特徴を引き継いでおり、セキュリティ面が大幅に改善されるという特徴を持っています。また、仮想通貨市場での主流は、誰にでも利用できるパブリックチェーンなのですが、似たような特徴のものが多い中で、シンボル(XYM)は企業や公的機関での利用に特化しています。
仮想通貨 シンボルの基本情報
仮想通貨名称 | シンボル(Symbol) |
ティッカーシンボル | XYM |
ローンチ時期 | 2021年3月 |
コンセンサスアルゴリズム | PoS+(プルーフ・オブ・ステーク・プラス) |
発行上限 | 89億9999万XYM |
価格(※2025年7月16日現在) | 1.29円 |
時価総額(※) | 6,605,079,382.7円 |
時価総額ランキング(※) | 519位 |
その他の上場予定の仮想通貨の基本情報についての詳細はこちらをご覧ください。
シンボル(XYM)の特徴
いくつかある特徴の中から、これ!といった特徴をピックアップしていきます。
ハイブリッドタイプのブロックチェーン
シンボル(XYM)の最大の特徴となるのは、パブリックチェーンとプライベートチェーンの2つの機能を提供できるハイブリッドチェーンだという点です。
パブリックチェーン
- 参加者に制限がなく、誰でも自由にネットワーク参加が可能な公共性の高いブロックチェーンです。
- 無数のマイナーによって管理されています。
- 記録されるデータが全て公開されています。
プライベートチェーン
- ネットワーク参加に初認が必要で、特定のユーザーのみが参加できるブロックチェーンです。
- 単一の管理者が存在します。
- 秘匿性の高い情報を扱えます。
- 企業や組織内で運用されます。
今までは、非常に困難だったパブリックチェーンとプライベートチェーンという大きく特徴の異なる2つのクロスチェーンの相互運用ですが、シンボル(XYM)は、クロスチェーンの相互の互換性を支援することができる上に、双方のチェーンを活用したいという使用事例には、とても有効な課題の解決方法として機能する可能性があります。
コンセンサアルゴリズムにPoS+を採用
Symbolで採用されているPoS+では、既存のPoSの問題点が改善されています。それにより、革新的とも言える下記が評価され報酬を得ることができます。
- ステークスコア(保有量が評価対象)
- トランザクションスコア(取引量が評価対象)
- ノードスコア(ノードとしての活動量が評価対象)
シンボルはPoSと違って、XYMの保有量のみで報酬が決まらないため、保有すれば保有するほど報酬を稼げるという偏りを防げます。
シンボル(XYM)には将来性がない?
現在の仮想通貨市場では、パブリックチェーンの基軸通貨、通貨としての利便性が高い仮想通貨が高い人気を誇っています。そのため、シンボル(XYM)のように企業や公的機関での利用に特化した仮想通貨は、有用性が体感できず、投資の対象としては、いまいちなのかもしれません。そのため、シンボル(XYM)には将来性がないと言われてしまうのかもしれません。
しかしながら、実際はかなり将来性に期待がもてる仮想通貨だと言えます。
シンボル(XYM)の今後の見通し
シンボルの今後の見通しとしては、以下のことが挙げられます。
企業や公的機関の活用が増えている
2022年に株式会社サイアムレイワインターナショナルと岐阜大学がおこなっている農業関連の実証実験への採用が決定し、価格が急騰しました。今後も他の企業が注目して話題になれば大きな価格上昇へ繋がるでしょう。
今後上場先が増える可能性も
シンボル(XYM)に期待を寄せている投資家も多く、より活発に取り引きされるようになれば、国内外での上場先が増える可能性があります。
まとめ
シンボル(XYM)は企業や公的機関での利用に特化した仮想通貨であるため、将来性がないと言われてきました。しかし今後も企業との提携で注目を集め、国内外問わず上場先が増える可能性が高く、将来性があると言えるでしょう。これからもシンボル(XYM)の 動向はチェックしておきましょうね。