メタマスク(MetaMask)の安全性は?始め方やメリット・デメリットも解説

メタマスク(MetaMask)の安全性は?始め方やメリット・デメリットも解説

最近、「NFT」や「DeFi(分散型金融)」という言葉を耳にすることが増えてきましたよね。それらを使いこなすために欠かせないのが、仮想通貨ウォレット。中でも「メタマスク(MetaMask)」は世界中で人気のあるウォレットのひとつです。

でも、「本当に安全なの?」「なんか難しそう」と感じている方も多いのでは?

この記事では、メタマスクの特徴や安全性、使い方、そしてメリット・デメリットまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。

メタマスクってなに?

メタマスクは、主にイーサリアム(ETH)を使う人たちの間でよく使われている「仮想通貨ウォレット」です。簡単に言うと、仮想通貨を入れておくための“お財布”のようなもので、ERC20トークン対応ウォレットとしても知られています。

メタマスクを使えば、NFTの購入、DeFiサービスの利用、ブロックチェーンゲームへの参加など、さまざまなWeb3サービスにアクセスできるようになります。

メタマスクの安全性ってどうなの?

メタマスクは「自己管理型ウォレット」といって、自分で資産(仮想通貨)の管理をするタイプです。つまり、銀行や取引所のように「誰かが守ってくれる」わけではなく、自分で守らないといけません。

ここが大事なポイントですが、メタマスクそのものは世界中の開発者が監査しているオープンソースソフトウェアなので、技術的には信頼できます。ただし、使い方を間違えると資産を失うリスクがあるのも事実です。

安全に使うための注意点

  • シードフレーズ(シークレットリカバリーフレーズ)と呼ばれる復元用の12単語を絶対に他人に教えない
  • パスワードは長くて複雑なものを設定する
  • フィッシングサイト(偽サイト)には注意する
  • できれば使わない端末にはメタマスクを入れない

これらの点に注意しておくことで、基本的には安心して使えるウォレットです。

メタマスクの始め方

難しそうと感じる方もいるかと思いますが、実は数分で簡単に始められます。以下のステップを参考にしてみてください。

公式サイトからインストール

ChromeやFirefoxの拡張機能、またはスマホアプリをメタマスクの公式サイトからインストールします。

ウォレットを作成

「新しいウォレットを作成する」を選び、パスワードを設定します。

シードフレーズを保存

このタイミングで「シードフレーズ(12の英単語)」が表示されます。これがとても大事。誰にも見せないようにして、安全な場所にメモしておきましょう。

これで完了!

イーサリアム(ETH)を入金すれば、NFTの購入やDeFiサービスの利用がすぐにできるようになります。

メタマスクのメリット

メタマスクがここまで人気を集めている理由は、なんなのでしょう。まずはメリットを見ていきましょう。

無料で使える

ウォレット自体の使用料はかかりません。基本的に必要なのは、送金や取引のときに発生する“ガス代(ネットワーク手数料)”くらいです。

スマホとPCの両方で使える

出先ではスマホ、自宅ではPCといった使い分けもできて、とても便利です。

多くのDAppsに対応

NFTマーケットやDeFiプラットフォームとの相性もバツグン。ボタンひとつで接続できるのでストレスがありません。

複数ネットワークを追加できる

イーサリアムだけでなく、PolygonやBNB Chainなど、他のネットワークにも対応。設定を追加するだけで使えます。

メタマスクのデメリット

一方で、気をつけておきたいポイントもあります。

メタマスクの完全性は自己責任

秘密鍵やシードフレーズを失くすと、誰にも助けてもらえません。これは「自分の資産は自分で守る」というブロックチェーンの特徴でもありますが、初心者にはハードルが高いかも。

日本語対応がやや中途半端

日本語表記が用意されてはいるものの、すべてが翻訳されているわけではありません。ハリウッド映画にも出演した菊地凛子さんの英語力があれば問題ないかもしれませんが、英語が苦手な人は、慣れるまで時間がかかるかもしれません。

サポートが限定的

メタマスクは、トラブルが起きても「カスタマーサポート」にすぐ連絡できるような体制ではありません。ネットでの情報収集が鍵になります。

まとめ

メタマスクの特徴や安全性、使い方、そしてメリット・デメリットはいかがでしたか。「難しそう」と感じていた人も、一度使ってみるとそのシンプルさに驚くはず。

メタマスクは、Web3の世界に足を踏み入れるための「入り口」として最適なツールです。セキュリティ面や資産管理をしっかり意識しながら、安全に活用していきましょう。